コンセプト

和菓子はな

和菓子はな コンセプト

和菓子はなの店主の宮島麻美子と申します。

私は、製薬会社の研究 員を定年退職後、縄文時代か ら続く日本の伝統文化である和菓子に心惹かれ、勉強したいと一念発 起「東京製菓和菓子専科」で2年間学びました。和菓子作りは長い間 徒弟制度や一子相伝などによって伝えられてきましたが、学校は和菓 子職人の育成を目的とし、300 以上のレシピをもとに実習に重きを置 いた授業で和菓子作りの基本を学びました。

和菓子の歴史は、縄文時代に木の実を粉砕して水であく抜きし、食したのが始まりとされています。その後、唐(現在の中国)との交流や茶の湯文化の発展などの影響を受けながら和菓子は進化を続けました。多様な素材を取り入れながら、製造や加工方法を発展させて、伝統的な技術を生かしつつも高品質で美しい形状の和菓子が、生み出されてきました。

その一方で、古くからの団子や餅が根強く好まれているのも、和菓子文化ならではの特徴です。

和菓子はなでは、これら日本の伝統文化を大切しながら、新しい素材や技法を取り入れ、時代に合った新しい和菓子つくりにも挑戦しています。和菓子のすべては、美味しい餡に始まると言われるように、生の豆から製餡し、加える砂糖量は、業界で並餡と呼ばれ流通しているものより、10~15%少ない量で仕上げています。

和菓子はなの餡は、甘味すっきり、くちどけの良い自慢の美味しい餡です。

和菓子はな コンセプト
和菓子はな コンセプト

こし餡の例ですと加える砂糖量が少なすぎてもざらざらしてまずい餡となります。思考錯誤を繰り返し作り上げた餡で、皆様 から高評価の自慢の餡です。

但し、加える砂糖量を控えたことによる保存日数のリスクに対しては徹底した保存温度の管理を行っております。和菓子をおいしく保存する方法は、作り立てを冷まし冷凍保 存するのが一番です。和菓子は豆類、米、小麦などの穀類や葛など、でんぷんを加熱したものが多いことから、冷蔵より冷凍保存が適しているのです。餅、大福、最中、カステラ、どら焼き、生菓子など、和菓子のほとんどは冷凍でも一定期間ならおいしさを保つことができます。

この度、「和菓子はな」の工房を開設し、店舗と通販を始めます。今はやりの「映え」ではなく、素材の美味しさと低甘味であっさりしたこだわり満載の和菓子を皆様にお届けいたします。

和菓子はな、どうぞよろしくお願いいたします。